メジュゴリエの偽聖母

カトリックの一部の者が惑わされている私的啓示「メジュゴリエの聖母」は神からのものではありません。それは公にも私にも容易に確認ができます。

第2部メジュゴリエ

第2部メジュゴリエ

 メジュゴリエとキベホの御出現は、古典的なものとは言えません。これはペンテコステ運動と密接な関わりがあります。はっきり言いましょう。メデュゴリエは、その起源からカリスマ運動の出現です。

カリスマ運動の指導者たちによって仕組まれた御出現

 メジュゴリエの御出現は、カリスマ刷新運動の懐で既に予告され、「預言」されていました。

 ルネ・ローランタン師はこう書いています。

「1981年5月、聖母出現がある以前に、ヘルチェゴビナ地方のフランシスコ会神父トミスラヴ・ヴィラシッチ[P. Tomislav Vlasic]は、ローマで開かれた聖霊刷新の指導者のセミナーに参加し、その時自分について述べられた二つの預言を知らされた。

− ブリージ・マッケナ修道女[Soeur Briege McKenna]は、トミスラヴ・ヴィラシッチ神父が予言者のように、群衆の真ん中に座っている姿を見た。そして、彼の椅子のところから、水がこんこんとわき出て流れていった。

エミリアノ・タルディ[フ]神父[P. Emilien Tardif]は、神から伝えられた予言者として、「恐れるには及ばない。私は御母をおまえに遣わす」という言葉を彼に知らせた。」(『メジュゴルイエにおける聖母マリアの出現 共産主義国家において全世界に与えられた一大メッセージ ルネ・ローランタン、リュデヴィット・ルプツィッチ共著 尾崎正明訳 タルディ著作刊行協会発行1987年、p47)

 この数週間の後、6月24日、メジュゴリエの出現が始まっています。この第5日目にはヴィラシッチ神父はその場に居合わせています。彼は出現を目撃し、幻視者に質問し、御出現を本物であると確信しています。やはりフランシスコ会司祭であった主任司祭に御出現の場所をポッドブルドー(Podbrdo)の丘から、村の教会に移すことを提案しています。(ポッドブルドーというのは、ボスニア・ヘルツェゴビナにある、石だらけで低い山の麓に付けられた地名です。)

 8月18日には既にヴィラシッチ師は、メジュゴリエの主任司祭に任命されています。その時以来彼は、幻視者を絶えず指導し、巡礼に好意的な宣伝を組織し、管理しています。これは、1984年の秋まであからさまになされました。しかし、彼がモスタールの司教によって人事異動を受けてから、密かにこれを続けました。彼は、定期的にメデュゴリエに来ては指導しました。

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