メジュゴリエの偽聖母

カトリックの一部の者が惑わされている私的啓示「メジュゴリエの聖母」は神からのものではありません。それは公にも私にも容易に確認ができます。

13 イワンの嘘(メジュゴリエ)

13 イワンの嘘

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 出現の最初の月からゴスパは印を約束しました。この印は、メデュゴリエの正真性を証しするものとなるべく、与えられると約束されました。

 1981年8月27日、ゴスパは「直ぐ来るでしょう」と言いました。

 8月29日、「もう少し忍耐しなさい。」

 9月3日、「もう少しだけ忍耐しなさい。」

 遂に、待望の印は1981年の12月8日に与えられるとゴスパは約束します。ところが、その約束も同じ年のクリスマスに延期され、更に翌年の1月1日に延期され、最後には幻視者は「私たちはそんなことは言いませんでした。」と宣言しました(!)。

 ファチマの第3の秘密をヒントに、ザニッチ司教は1982年5月10日、調査委員会の二人の委員を派遣し、幻視者にこの大いなる印とは何なのか、いつ起こるのかを書かせるように要求しました。彼らの書いたものは封印をされ、この出来事が起こるまで閉じられることになっていました。

 しかしヴラシッチ師はこのことを知り、幻視者たちに、聖母は厳しく書くことを禁じたと答えるように求めました。しかし、その当時ヴィソコの神学校にいたイワンだけは、ヴィラシッチの手が及びませんでした。従ってイワンは、司教が彼に求めたことを何も反対せずに、2部書きました。封筒の1つは封印をされて神学校のイワンの友達の兄弟に預けられました。もう一つはモスタールの司教に預けられました。1984年10月30日に司教はレポートを書きますが、この印について、幻視者たちの矛盾した態度を指摘しています。すなわち、イワンは、ゴスパは自分が印について書いたことを何ら叱らなかったことを保証しますが、他の幻視者には禁止したのだというのです!

 しかし、1985年になりますと、イワンは、おそらく自分が書いてしまったことに不安を覚えたのでしょうか、この2通の封筒を取り戻そうとします。彼はその当時、その封筒の中に「何もない、何もない、何もない!」としか書かなかったと言いました。その当時ロランタン師は誇らしげにこう解説しました。「すなわち、私は何も書くことは出来ません。聖母は私にそうすることを禁止しました、と言う意味だった」と。

 しかし、おかしなことにイワンはこの封筒が開封されるのを望みませんでした。イワンはそのうちの1通を取り戻すのに成功しています。人はそれをイワンに求めましたが、イワンはそれを無くしたと言いました。「イワンはそれを本の中に挟んだ、と思っていましたが、もう見つけることは出来なかった」とロランタン師は説明します。

 3月7日、ザニッチ司教は、司教館にまだ封をされてあった封筒を持たせて、委員会の二人の委員をイワンのもとに送りました。次に、イワンは、その中には何も書かなかったと彼らに保証しましたので、司教はもはや印が起きるまで開封を待つ理由が無くなってしまいました。そこで、司教はイワンに封筒を開封をしても良いかと尋ねました。イワンは開封に同意せざるを得なくなりました。イワンの同意を得ると、委員は司教のもとに帰りました。彼らは封筒を開封し、中身を読みました。イワンは確かに、次の通りの何かを書いてありました。

「聖母は、印を残すでしょうと言われました。すなわち、私の出現を褒め称えて、メデュゴリエにある大きな至聖所が出来るでしょう。この至聖所は私のイメージに従うでしょう。印は、第6の月に起こるでしょう。

署名:ドラギーチェヴィッチ・イワン」

 この全く意味のない印が本当に約束された印なのでしょうか?3月9日に、スラヴコ師がイワンに質問します。イワンはこう答えました。

「私はあなたが何故来たか知っています。委員会は封筒を開いて、中に何かを読んだのでしょう。でも、それは印でもなければ、その日付でもありません。」

 従って、私たちはこう言わなければなりません。まず1982年5月10日、彼は印について本当の印を書かなかったことによって、最初の嘘をつきました。次に、彼は「何も書かなかった」と言い張って第2の嘘をつきました。更に、彼は「取り戻した封筒を無くした」と言って第3の嘘をつきました。

 既に述べたように、ヴィッカはその日記についても嘘をつきました。

 別のところでは、ヴラシッチ師も天主に誓って嘘をつき、偽証しています。

 1985年1月14日のヴィッカの嘘の後、上のようにイワンも司教に嘘をつきました。

 こうして、度重なる幻視者とその周りの司祭の嘘を見ますと、ザニッチ司教の厳しい残酷な言葉が良く理解できます。「メデュゴリエの幻視者たちは嘘つきである」と。

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