考察
第2部メジュゴリエ 3《新しいプロテスタント》の誕生(霊の識別:2-3) 「これから数日の間に、同じ経験が学校内でほかの多くの生徒におこり、いち早く校外にもいいふらされた。彼らに信用されず、大いに反対された。数年の間、聖霊降臨の噂がやたらにひろ…
第2部メジュゴリエ 2カリスマ運動の起源(霊の識別:2-2) エドワード・オコーナーの書いた『聖霊降臨運動 ─カトリック教会における─』(小林珍雄訳/エンデルレ書店)は、聖霊降臨運動の始まりをこう書いています。 「その[カリスマ運動=聖霊降臨運動の…
第2部メジュゴリエ メジュゴリエとキベホの御出現は、古典的なものとは言えません。これはペンテコステ運動と密接な関わりがあります。はっきり言いましょう。メデュゴリエは、その起源からカリスマ運動の出現です。 カリスマ運動の指導者たちによって仕組…
13メッセージ ファチマのメッセージは全くカトリック的です。 1917年7月13日、聖母がされた第三回目の御出現の模様を、ルチアはこう書いています。 「この光景は一瞬間しか続きませんでした。私達の天の良きお母様が、最初の御出現の時に私達を天国に連れ…
10誰にでもはっきりと分かる明確な印 ファチマの牧童の慎ましさに関わらず、ファチマではこの御出現が真実のものであることを証明する全くはっきりとした印が与えられました。 1917年10月13日には、7万人が太陽のダンスを目撃しています。一人残らず全員…
6癒し 聖母は何度も病の癒しを下さいました。しかし、非常にしばしば、聖母は賢明に、そして堅く、まず病人のまじめな回心の意志がある印を求めになりました。 10月13日、ルチアは幾人かの病人の癒しを聖母に願いますと、聖母はこうお答えになりました。 「…
7脱魂 ファチマでは幻視者は固有の意味での脱魂をしていません。ルルドでは、この固有の意味で脱魂の現象が見られました。ルチアが聖母に語るときには、大きな声で語り、周囲にいる人々は彼女の声を聞くことが出来ました。 ファチマでは肉体上の変化は乏し…
4御出現の頻度 第1の御出現の時から、ファチマでは、いつ、何回御出現があるかが正確に定められていました。1度で、もはや、この御出現がこれからどこに行くのかが分かっていました。 「『あなた様は私に何をお望みですか』と(ルチアが)聞きますと、『…
3御出現を受けた幻視者の反応 ルチアは、御出現を受けてどの様な反応を示したのでしょうか。 「私たちは、この御出現にびっくりして立ち止まりました。私たちは、この方のほんのすぐそばにいたために、この方を包んでいた、と言いますか、この方から放たれ…
2最初の御出現の際の状況 第1の御出現がどの様にして起こったのでしょうか、その状況を詳しく調べるのは非常に重要です。1917年5月13日日曜日、朝早く三人はボレイロス(Boleiros)の聖堂に行き、第1のミサに与っていました。彼らは、家につくやいなや、羊…
第一部 ファチマの聖母 (霊の識別:1) ファチマにおける聖母の御出現は極めて典型的である 1御出現を受ける以前の幻視者 まず第1に問われなければならないのは、御出現を受ける以前の幻視者についてです。 ファチマでは、幻視者たちは、どんな人だった…
私的啓示と霊の識別 ファチマとメジュゴリエ 天主は全能なお方です。私たちの信仰は、天主に出来ないことはない、と私たちに教えます。天主は、奇跡を起こすことが出来ます。奇跡を起こすことが出来ると言うことは、私たちの日常生活に直接的に干渉すること…