メジュゴリエの偽聖母

カトリックの一部の者が惑わされている私的啓示「メジュゴリエの聖母」は神からのものではありません。それは公にも私にも容易に確認ができます。

ファチマとメジュゴリエの比較 第一部 ファチマの聖母

第一部 ファチマの聖母 (霊の識別:1) 

ファチマにおける聖母の御出現は極めて典型的である

1御出現を受ける以前の幻視者

 まず第1に問われなければならないのは、御出現を受ける以前の幻視者についてです。

ファチマでは、幻視者たちは、どんな人だったのでしょうか。

 この問いに関して、私たちはまず、彼らの年齢の低さに驚かされます。天が彼らのような幼子をその伝令に選んだことは以前にはありませんでした。1917年の御出現の年には、ルチアは10歳、フランシスコは9歳、ヤシンタはわずか7歳に過ぎませんでした。彼らは読み書きを知りませんでした。彼らの両親は農業を営み、非常に貧しかったのです。彼らの生活は困難で、生活の糧を得るので精一杯でした。

 しかし、彼らには深くキリスト教の信仰が生きていました。彼らは子供たちに、罪の恐ろしさを良く教えていました。特に、子供たちは嘘をついてはいけないことを厳しく躾けられていました。ヤシンタとフランシスコの父親ははっきりとこう断言することが出来ました。「うちの子供らは、嘘をつくことなど出来ないのです」と。

 このことは、最年長のルチアについても同じでした。1917年、医者も彼らを検査して、彼らの肉体上・精神上の健康を確認しています。

 彼らは、敬虔です。特に1916年、ポルトガルの守護の天使の御出現を受けてからは、ますます敬虔になりました。真の御出現か否かを識別するために教会が定めている伝統的な基準に基づきますと、この敬虔さと、正直なことは、ファチマの御出現を肯定的に考えさせる点です。彼らは、洗礼の聖寵のうちの罪のなさを保ち、純粋な霊魂を持っていました。

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